眼科手術をトータルにできる眼科クリニック「清瀬えのき眼科」住所:〒204-0011東京都清瀬市下清戸5-858-2 電話:042-491-7766

緑内障治療について
緑内障という病気は、おそらくみなさんが想像しているよりもよくある病気で、40歳以上の人の20人に1人は緑内障である可能性があります。また、その可能性は年齢が上がれば上がるほど高まります。その上、緑内障である方のほぼ9割が、自分が緑内障であることを知らない未診断の状態になっているというデータもあります。とかく「失明する」とか「治らない」といったイメージが先行しやすい病気ですが、治らないのは事実としても「失明する」可能性は近年だいぶ低くなりました。その要因として、日本をはじめとした世界各国で新しい点眼薬が開発されて進行を遅らせることができるようになったこと、検診が普及して以前より早期のうちに緑内障の患者を見つけ出すことができるようになったことが挙げられます。
緑内障のために見づらさという自覚症状が出るのは、進行して末期になってからです。そこから治療を開始しても視機能を改善させることはできず、よくて現状維持が精一杯です。上記のデータから、40歳以上の方でも職場の検診などで毎年眼底写真を撮影している方はそれほど心配ないと思いますが、すでに退職されて検診を全く受けていない方、あるいはそもそも専業主婦や自営業のために眼底検診などを受ける機会がなかった方などは、何かしらの眼の症状がなくとも年に一度は眼底検査を受けておくことをおすすめします。