目が見える仕組み

目が見えるしくみ

人がものを見るということは、大切でとても興味深いものがあります。その機構を少し勉強してみましょう。
この文章は私に文責があり、何かご意見がある方はご連絡ください。太陽からの光エネルギーが電気エネルギーに転換され、脳に伝えられる機構を順に述べます。難しい言葉は用語集があります。

眼球:視覚の入り口

視覚の入り口です。
外からの光は、目に達し、図のように涙液層・角膜・房水・虹彩の間(瞳孔)・水晶体・硝子体を通って、網膜に達します。

光は角膜・水晶体で光は屈折作用(曲がったりする事)を受け、虹彩で光の絞り作用を受け、網膜の光受容体に達します。

光受容体(網膜)に光(光子)が衝突すると、その衝突エネルギーが電気エネルギーに転換され、次の視神経を伝達していきます。

視路:視覚の通り道

視路:視覚の通り道
視覚の通り道です。
網膜によって光エネルギーが電気エネルギーに転換されました。

その電気エネルギーは、網膜内の双極細胞(1次ニューロン)・神経節細胞(2次ニューロン)を伝達し集まっていきます。
そして眼球の外に出て、視神経を形成します。
視神経は視交叉により、左右の視神経が半分ずつ入れ替わります。その後は、視索を形成し外側膝状体に達します。

外側膝状体(3次ニューロン)から、側頭葉・頭頂葉の視放線として伝達され、
後頭葉の第一次視覚野に至ります。

大脳:視覚の統合・形成

頭頂葉を通った刺激(視野の下半分)は上鳥距皮質(第一次視覚野の一部)へ、 側頭葉を通った刺激(視野の上半分)は下鳥距皮質(第一次視覚野の一部)へ至ります。
(周辺視はその前方に、黄斑視はその後方に放射されます。) 第一次視覚野(ブロードマン分野17)に集められた視覚刺激情報は 視覚連合野(ブロードマン分野18・19)に伝達され、他の感覚器情報の影響を受けながら、 視覚を統合し形成します。 と、私は考えています。

このようにして、光エネルギーが電気エネルギーに転換され、脳に伝えられ、目が見えるのですね。”人が見えるしくみ”を私なりに解説してみました。
言葉足らずで難しかったかもしれませんね。また、勉強して分かりやすく解説します。